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徳間書店 1979年春季 リュウ Vol1 石森章太郎からのメッセージ
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新規作成日:2019年07月31日

更新日:2019年07月31日
リュウVol1表紙 リュウVol1表紙 図 01 単行本等で見かけない絵。当初はルーフを主人公とする構想だったようだ リュウVol1ポスターイラスト リュウVol1ポスター表 図 02 リュウVol1の特典ポスター イラスト リュウVol1ポスター 幻魔大戦を描きはじめるにあたって リュウVol1ポスター裏 図 03 石森章太郎と平井和正の挨拶 幻魔大戦 神話前夜の章 扉絵 幻魔大戦 神話前夜の章 扉絵 図 04 幻魔大戦 神話前夜の章 冒頭の一文 幻魔大戦 神話前夜の章 冒頭の一文 図 05 初回掲載時は「かつて、あるいはこれから」と記載されていたが、単行本化の際に、「かつて、あるいはこれまで」に改訂されている。ちなみに、「これから」というのは誤植ではなく石森章太郎としては意図的にそう書いていた。詳しくは石森章太郎インタビューを参照。 徳間書店 1979年春 アニメージュ増刊 リュウ Vol1 石森章太郎からのメッセージ 拝啓・読者さま リュウVol1 図 06 幻魔大戦第2次シリーズを始めるにあたり、旧作の正典・幻魔大戦(少年マガジン版/秋田書店版)と新幻魔大戦(SFマガジン版)を振り返りつつ、新作への意気込みを石森章太郎が語っている。 リュウVol1 リュウVol1 図 07 「それで、二回目の予告ではいずみ・あすかがマンガで、石森章太郎は原作となっていましたけど、あれはどういうことなんですか?」とインタビュワーが質問し、石森章太郎も否定はしていない。しかしながら私WO8TimeSpace175ZERO2が国会図書館に行って調べてみたところ、「原作:石森章太郎/まんが:いずみ・あすか」という表記のページは見当たらなかった。インタビュワー・石森章太郎ともに何かを勘違いしていたのだろうか。 リュウVol1 リュウVol1 図 08 できれば、平井氏が書いている「新・幻魔大戦」とドッキングしていきたいとは思うけどな。ー  SFアドベンチャー1982年3月号P189で平井和正が1979年に「『若き狼の肖像』を書き終えて、『悪霊の女王パート2』に取り掛かったが書けず、結局あきらめていたところに、石森章太郎から"『リュウ』で『幻魔大戦』を始めたい"という電話をもらい、それなら二人で別々にやろうということになった」という旨のことを語っている。 また1984年秋の平井和正の幻魔宇宙Ⅳの巻末314Pの『真幻魔大戦』エディトリアル・ノートには ー  ☆「SFアドベンチャー」春季号(創刊号)に「若き狼の肖像」を掲載。この時(3月初旬)、『真・幻魔大戦』を次号より掲載の話がかたまる。現在が舞台となる『真・幻魔大戦』の資料用に1978年の新聞縮刷版を平井氏に届ける ―  とある。これは憶測にすぎず、申し訳ないが、石森章太郎は、この時点で、平井和正の次回作が「しんげんまたいせん」という読みのタイトルであることは把握していたが、具体的にどういう話になるのかは把握していなかった可能性が高い。 リュウVol1 リュウVol1 図 09 この頃は当然ながら「神話前夜の章」や「リュウ掲載版」という呼称がなく、新・幻魔や今度の幻魔という言い方をされている。また正典・幻魔大戦(少年マガジン版/秋田書店版)は旧・幻魔大戦という言い方をされている。 リュウVol1 リュウVol1 図 10 1967年当時の石森章太郎による超能力の漫画表現ハイライト リュウVol1 リュウVol1 図 11 幻魔(宇宙の死)が使用する不思議な能力のことを「魔法」と呼称し、宇宙の生は幻魔に対して「科学」と「超能力」で対抗するという初期構想の対立構図が読み取れる。この辺りは、復刊ドットコム 幻魔大戦<オリジナル完全版>の巻末に掲載されている魔法大戦原案原稿や平井和正の設定書や石森章太郎メモを見ると、その名残がわかる。 リュウVol1 単行本化するとにけずったコマと、かきたしたコマがある。 リュウVol1 図 12 具体的で詳細なことを知りたい方は復刊ドットコムの幻魔大戦<オリジナル完全版>を参照。 リュウVol1 リュウVol1 図 13 リュウVol1 リュウVol1 リュウVol1 図 14 リュウVol1 リュウVol1 リュウVol1 図 15 リュウVol1 リュウVol1 リュウVol1 図 16 リュウVol1 リュウVol1 リュウVol1 図 17 石森章太郎作詞の「幻魔大戦の歌」の歌詞 SFアドベンチャー春季号(創刊号)の広告 リュウVol1 SFアドベンチャー春季号(創刊号)の広告 図 18 1979年3月の時点では未だ平井和正が真幻魔大戦は未発表である。しかし、石井紀男のエディトリアルノートによると、「若き狼の肖像」の原稿書き上げ時点で、平井和正が1978年頃の当時を舞台にして真幻魔大戦を執筆することは決定していた。